2015年3月8日日曜日

UM 1:72 BT-2


  BT-2。マイナーな戦車。クラシックな外観に惹かれた。メーカーはUM。ウクライナ製のプラモデル。エッチングパーツも付いている。T-34/85もUM。ウクライナがプラモデルの生産国なんて信じられない。

  それにしてもトホホな外観。かっこ悪いんだこの戦車。特に出来が悪い訳ではないが、作り進むにつれて、買うんじゃなかったと後悔の念を抱く。砲塔はまったくのドラム缶のよう。上から見ると真ん丸。原型はアメリカのクリスティー型戦車。
  この戦車はキャタなしでも走行できる。だから転輪はタイヤっぽい外観。このキャタ形状だと乗り心地はよくない。キットはホイール走行時とキャタ走行時の二種類を選択できるようになっているが、要はキャタを付けるかつけないかだけ。キャタなしでこBT-2を完成させる人はいるのだろうか。

  砲身をランナーから切り離す時に、折れてしまった。ライターでランナーを伸ばして砲身を自作した。機銃台座もピーンと飛ばしてしまい行方不明。これもランナーで自作。プラスチックが柔らかい。もう少し固くてもいいのだが。砲塔を回しているとユルユルになりそうだ。

デカールは最悪。そのうち貼りなおすつもりだ。

  殺風景なのでいろいろと小物を取り付けた。飲料水を入れると想定してジェリカンを取り付けた。毛布を巻いてエンジン停止時での凍結防止を図る。

  ソビエトの戦車はこのBT-2が原型。T-34と並べてみるとそう確信する。BT-2は作ってからそのカッコ悪さに後悔する珍しい戦車だが、出来上がった外観を見ていると、こいつはカッコ悪いがソビエト戦車の偉大なご先祖様にあたる戦闘車両なのだ。

2016年ベスト5.